IMF世界経済見通し
世界経済見通し (WEO) 2018年10月
2018年10月
総括と要旨
総括
「世界経済見直し（WEO）」の典型的な総括では、前回の見通し以後のデータによって、私たちのベースライン成長予測がいかに修正されたかを明らかにするものである。そして直近の変化に細心の注意を払い、今後の政策への影響を分析するのが常である。しかし、私が担当する最後のものとなる今回の世界経済見通しの総括ではむしろ、現在の局面をより広い歴史的背景の中に位置づけ、今後に向けた教訓をより適確に引き出すことを目的としたい。
総括の全文は こちら
要旨
2016年半から続く安定した回復基調は今後も継続し、2018－19年の世界経済の成長率は、2017年と同じ水準を維持すると予測される。しかしその一方で成長にはばらつきが見られるようになり、一部の主要経済国ではすでに成長率がピークに達した可能性がある。世界経済成長に対する下振れリスクが過去6カ月の間に強まっており、予期せぬ上振れの可能性は遠のいている。