アジア太平洋地域セミナー
インド 経済見通しと政策の優先課題
インドはパンデミック前の過去10年の間に世界で最も急成長した国のひとつで、何百万もの人々を貧困から救い出しました。しかし、新型コロナウイルス感染症は同国を直撃。2020年と2021年の二度にわたる感染拡大の波は、甚大な健康被害をもたらすとともに、深刻な社会的・経済的被害ももたらしました。強力で幅広い政策対応と感染状況の抑制を受け、経済は回復し始めていますが、パンデミックに関する不確実性により見通しは依然として不透明です。IMFアジア太平洋地域事務所では、IMFインド・ネパール・ブータン担当上級駐在代表のルイス・E・ブロイヤーを招き、国別地域セミナーを開催しました。インド経済の現状と見通しについて概要を説明し、長期的な政策上の優先課題について議論しました。アジアを中心に約90人がオンライン・セミナーに参加しました。
議題:
2021年12月8日(日本時間) | |
15:00-15:05 | 冒頭挨拶 |
15:05-15:35 |
発表:インド経済見通しと政策の優先課題 ルイス・E・ブロイヤー IMFインド、ネパール、ブータン担当上級駐在代表 講演資料 |
15:35-15:55 | 質疑応答 |
15:55-16:00 | 閉会及びアンケート |
講演者:
- ルイス・E・ブロイヤーは、IMFインド、ネパール、ブータン担当上級駐在代表(ニューデリー駐在)。以前は、IMFアジア太平洋局のASEAN 4担当チーフや、インドネシアとフィリピンのミッションチーフを務めた。IMFでは、コロンビア、韓国、タイ等の国を担当したほか、ホンジュラス、ニカラグア、ペルー、ボリビアのプログラム交渉団を率いたほか、ボリビア中央銀行でアドバイザーを務めた。IMFに勤務する前は、パラグアイ中央銀行理事会員、イリノイ大学の経済学客員助教授、IMF理事補などを歴任。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で経済学の博士号を取得。