イラン・ゴールドファインはIMF西半球局長。2016年5月から2019年2月までブラジル中央銀行の総裁を務めた。総裁在任中には、金融サービス業を新規プレーヤーに開放し、イノベーションとデジタル化を推進し、ブラジルの金融セクターにプラスの影響をもたらしたフィンテック企業の成長を促進する大幅な規制改革を統括。2017年には「ザ・バンカー」誌によって同年を代表する中央銀行総裁に選ばれ、その翌年には「グローバル・ファイナンス」誌によって最高の中央銀行総裁に挙げられた。民間部門では、いずれもブラジルを代表する金融機関であるイタウ・ウニバンコのチーフエコノミスト兼パートナー、シアノ・インベスティメントスの創業パートナー、ガベア・インベスティメントスのパートナー兼エコノミストなどのポジションを歴任。最近では、クレディ・スイス・ブラジルの諮問委員会委員長を務めた。世界銀行や国連、IMFを含むいくつかの国際金融機関でコンサルタントとして勤務した経験もある。ブラジルと米国の様々な大学で経済学の教鞭をとったほか論文や著書を数多く発表。マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士号を、リオデジャネイロ・カトリック大学で経済学修士号を、リオデジャネイロ連邦大学で経済学学士号を取得。