目的 |
PCIは、各国が改革アジェンダへのコミットメントを実証し、他の資金源からの資金調達を促すことを支援するように設計された高次クレジット・トランシュ(UCT)の非融資支援制度です。 |
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PCIは加盟国を以下の方法で支援します。
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適格国 |
PCI承認の時点で現在または将来の国際収支上のニーズをカバーするために一般資金勘定(GRA)もしくは貧困削減・成長トラスト(PRGT)の下でIMFから融資を受ける必要がなく、GRAやPRGT、強靭性・持続可能性トラスト(RST)の下でIMFに対する未履行の金融債務がないすべての加盟国。 |
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コンディショナリティ |
政策は、IMFの融資取極めが支援するプログラムで適用されるものと同じ基準を満たさなければなりません。 |
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審査方法 |
プログラムのパフォーマンスについて定期的なフィードバックを提供するために固定のスケジュールで、通常は6か月ごとに、審査を実施します。 |
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加盟国当局が期日を過ぎた政策を実施したり、是正措置を講じたり、資金ギャップを埋めるために必要な資金調達を行ったりできるように、審査完了を3か月遅らせることができます。遅延がその3か月の猶予期間を超えた場合には審査を完了することができなくなり、IMF職員がIMF理事会に対して中間パフォーマンスを報告します。 ただ、加盟国がPCIから新たなIMF取極めに移行する際は、特定の状況において、3か月のバッファー以降も追加で30日間の猶予期間を設けて審査を完了することができます。 |
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半年ごとの審査を行うPCIの場合、15か月間にわたり審査が完了しなかった場合(PCIの理事会承認時または最後に完了した審査の下での次回審査日から算出)、PCIは自動的に終了します。審査がより頻繁に行われるPCIプログラムの場合、自動終了期間は比例して短縮されます(12か月未満になることはありません)。 |
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PCIでは、プログラム目標のモニタリングに審査ベースのアプローチをとっているため、未達だった目標について免除を求める必要がありません。 |
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融資制度との併用 |
PCIが順調に進捗していれば、加盟国が国際収支上のニーズに直面した場合にIMFの資源に迅速にアクセスしやすくなります。利用に際してはIMF資源を利用する際の通常の方針を適用します。PCIは、迅速融資ツール(RFI)や迅速与信制度(RCF)に基づく緊急融資や、スタンバイ取極(SBA)、スタンバイ与信制度(SCF)、強靭性・持続可能性制度(RSF)に基づく取極めと同時に利用することができます。PCIは、その他の金融取極めと同時に使用することはできません。 |
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条件 |
期間 |
2~3年ですが、最短で6か月、最長で4年の期間を承認することができます。後継のPCIの数に制限はありません。 |
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費用 |
PCIは、IMFの技術支援の一形態です。先進国のみ、関連管理費の支払いが必要になります。 |
更新は 2023年9月でした