2022年6月

変わりゆく地政学的基盤

世界の分断と共に高まるIMFの必要性

ピエール・オリヴィエ・グランシャ

2022年6月

長期にわたる究極の嵐に 立ち向かうには

集団的利益・国益に効果的に資するためには、拡大する格差を埋め、多国間主義を再構築しなければならない

ターマン・シャンムガラトナム

2021年12月

パンデミック時代における多国間主義の再考

既存のメカニズムを徐々に変えていく試みは失敗した ― 根本的な仕切り直しが求められる

ンゴジ・オコンジョ・イウェアラ

ターマン・シャンムガラトナム

2021年3月

グローバリゼーション 研究の先駆者

グローバリゼーションの可能性と危険性をいち早く指摘したテルアビブ大学のエコノミスト、アサフ・ラジン氏の横顔をIMFのプラカシュ・ラウンガニが紹介している。

プラカシュ・ラウンガニ

2020年9月号:

グローバル レジリエンスを 再考する

パンデミックによって経済と社会の断層にひずみが生じている。 唯一の解決策は国際協調だ。 感染症にかかった乗客が武漢からミラノに飛び、コンピュータ・ウイルスがインターネットに侵入し、アメリカ中西部で起きたサブプライムローンのデフォルトが世界経済危機を引き起こす。グローバル化の恩恵のスーパースプレッダー（ハブ空港、光ファイバーケーブル、世界的な金融センター）は、その害悪のスーパースプレッダーでもある。これがグローバル化の「バタフライ逆効果」であり、ある所でのささいな行動が急速に拡散して世界に影響を及ぼす、私たちの生きるハイパーコネクテッドな世界特有のシステミック・リスクだ。