ゲオルギエバIMF専務理事がセダ・オガダ氏を秘書局長に任命

2020年7月15日

ワシントン DC -

クリスタリナ・ゲオルギエバ国際通貨基金(IMF)専務理事は本日、セダ・オガダ氏を秘書局長に任命する意向を発表した。オガダ氏は、すでに退職が発表されている林建海氏( リンク )の後任として、2020年9月1日に着任の予定。

ゲオルギエバ専務理事は、「オガダ氏はIMFに関する卓越した知識、素晴らしい知性と戦略性、そして統率力を備えています。彼の人をまとめる類まれな能力に加え、IMFの歴史や法的な原則に対する深い理解と強力な奉仕精神は、非常に困難な経済環境においてIMFがより効果的に加盟国のために活動する上で助けとなるでしょう」と述べた。

オガダ氏は1999年にIMF法律局にて勤務を開始し、2014年には副法律顧問に就任した。この間にオガダ氏は、IMFのガバナンスや国別業務に関する助言のほか、IMFの業務方針および実施ガイダンスの策定に係る支援や、加盟国に対する技術支援の提供など、IMFの業務のほぼすべての側面に取り組んできた。オガダ氏が従事した主なプロジェクトとしては、ガバナンス・腐敗問題への対処に係るIMFの方針強化や、IMFの十分な融資能力の確保、フレキシブル・クレジットライン(FCL)および大災害抑制・救済基金(CCRT)の設置等の融資政策改革、サーベイランス(政策監視)方針および能力開発戦略の見直し、透明性・アーカイブ・広報に関する方針などが挙げられる。世界金融危機時には、オガダ氏はユーロ圏危機に関する業務に深く関与した。最近では、新型コロナウイルス対応のための緊急融資活用との関連を含め、複数国における良い統治(グッドガバナンス)と透明性の促進に関する法律局の業務を指揮した。

IMFに勤務する以前は、米国で弁護士として活動した後、国連貿易開発会議(UNCTAD)で法律専門家を務めた。ハーバード大学ロースクールで法務博士号を、ダートマス大学で歴史学の学士号を取得。オガダ氏はケニア市民である。

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