ゲオルギエバ IMF 専務理事がアントワネット・サイエ氏の副専務理事就任を提案

2020年2月25日

国際通貨基金(IMF)のクリスタリナ・ゲオルギエバ専務理事は本日、アントワネット・サイエ氏の副専務理事就任(2020年3月16日付)を理事会に提案した。

IMF理事会の承認をもってサイエ氏の就任が決定される。

サイエ氏の選出を発表するにあたりゲオルギエバ専務理事は次のように述べた。

「親愛なる友人で、IMFにとっては家族の一員であるサイエ氏を再び迎えることになります。サイエ氏は2008年から2016年までIMFのアフリカ局長を務められ、アフリカのIMF加盟国諸国との関係刷新を主導されました。知名度もとても高く、また、高い評価を受けています」

「サイエ氏は組織推進力、高い分析能力、公平性を絶えず重視する姿勢という類稀な組み合わせの素質を発揮されています。加盟国の人々の幸福を心から気にかけておられ、私たちの努力の前面かつ中心に人々を据えることができるサイエ氏に私は常に尊敬の念を覚えてきました。サイエ氏が様々な役職を歴任されてきた中、過去何年にもわたり、私は個人的にもご縁があり、一緒に業務に取り組んできました。サイエ氏がIMFのマネジメントに加わるにあたり、改めて手を携えて業務に取り組めることを心待ちにしております」

リベリア国籍のサイエ氏は2016年より世界開発センター(CGD)の特別招聘研究員である。また、最近合意された世界銀行グループ・国際開発協会(IDA)第19次増資では共同議長(外部議長)を務めた。

2006年1月から2008年6月には、内戦後のリベリアで財務大臣を務め、長年にわたり延滞されていた多国間債務の清算において、同国を主導した。エレン・ジョンソン・サーリーフ大統領の内閣に参加する前には、世界銀行グループで17年間勤務し、要職を歴任した。それ以前にはリベリアの財務計画省に務めていた。

サイエ氏はペンシルバニア州スワースモア大学の経済学士号を優等で取得。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院の国際経済関係学博士。

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