クリスタリナ・ゲオルギエバ氏による、 IMF専務理事選出に関する声明

2019年9月25日

クリスタリナ・ゲオルギエバ氏は本日、国際通貨基金(IMF)理事会によるIMF次期専務理事への選出を受けて、以下の声明を発表した。同氏は、1944年のIMF設立から数えて第12代の専務理事となる。ゲオルギエバ氏の任期は2019年10月1日からの5年間である。

「IMF専務理事に選出いただきましたことを非常に光栄に存じます。IMFに加盟する世界の国々、また、理事会からの信頼をありがたく思っております。ここで前任者のクリスティーヌ・ラガルド元専務理事に敬意を表したく存じます。ラガルド氏は優れたリーダーであり、また私にとって大切な友人でもありますが、同氏の先見の明と不断の努力があったからこそ、IMFは成果を上げ続けることができたのです。

IMFは素晴らしい歴史を持ち、世界に誇る職員が働いている他に類を見ない機関です。IMFは世界経済制度、金融制度の安定性が維持されるよう、国際協調を通じて貢献するという役割を担っていますが、その専務理事に就任するにあたって、本機関が担うこの使命を私は固く信じています。事実、IMFの役割がこれまで以上に重要なものになっていると私は考えています。

世界の経済成長が人々の期待を裏切り続け、貿易摩擦が継続し、債務が史上最高水準にある中でIMFトップの地位に就任することは、非常に大きな責任を伴います。 IMF理事会に向けた声明 で申し上げたように、国々が危機のリスクを最小化できるよう、また、景気後退に対処する備えができるように支援することが私にとって当面の優先課題です。その一方で、長期的な目標も見失ってはいけません。さらに力強い経済を構築し、人々の生活水準を向上できるよう、金融政策、財政政策、構造政策において健全な政策を支えていくという長期目標があります。つまり、格差、気候リスク、急速な技術変化といった問題にも対策を講じることになります。

IMFが行動を起こせる態勢を維持できるよう、その財務面での体力を保つことが不可欠で、同様に、サーベイランス(政策監視)と能力開発の取り組みも欠かせません。IMF役職員と協力し、IMFをさらに未来志向の機関とし、また、加盟国のニーズに一層の注意を向けるようにすることで、IMFのさらなる強化を図っていきたいと存じます。

これからの数年間、IMFの加盟国189か国、理事会、職員、また、パートナーの皆さまと力を合わせ、取り組んでいけることを楽しみにしております」

IMFコミュニケーション局
メディア・リレーションズ

プレスオフィサー:

電話:+1 202 623-7100Eメール: MEDIA@IMF.org