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IMFグローバルフェスタJAPAN2019で来場者に働きかけ

[2019年9月29日、東京]  IMFはどのような活動を通して、国際社会に貢献しているのか?そんな一般の方々の疑問に応えるため、IMFアジア太平洋地域事務所(OAP)はグローバルフェスタJAPAN 2019に出展し、体験型ミニゲームを通してIMFの活動について紹介を行いました。同地域事務所の展示ブースには400人近い来場者が訪れ、IMFの活動と役割について理解を深めました。

日本最大級の国際協力イベントであるグローバルフェスタには、国際機関、NGO、大使館、大学や省庁など250以上の出展団体が集結。展示ブースには、各団体の国際協力活動の内容を紹介するグッズや写真、展示パネルが飾られました。イベントには2日間で、合計18万人以上の幅広い年齢層の参加者が訪れました。

OAPは、通貨マッチングゲーム、IMFクイズ、IMF DataMapper体験の三つのミニゲームから成る「IMFチャレンジャーシリーズ」を開催。参加者全員に、金賞・銀賞・銅賞のいずれかのIMF限定グッズをプレゼントしました。

通貨マッチングゲームは通貨の役割と安定した国際通貨体制の重要性に、IMFクイズではIMFの活動の中身について焦点を当て、IMFが担う役割を紹介しました。

IMF DataMapper体験では、GDPや失業率など特定の経済指標を視覚的に学ぶことで、IMFが有する知的財産とも言える統計データに親しむ機会を提供しました。

2日間を通して、家族連れや学生、お年寄りから外国人観光客まで、幅広い層の来場者が、IMFチャレンジャーシリーズに挑戦しました。通貨マッチングゲームには140人以上、IMFクイズには128人、IMF DataMapper体験には110人が参加。合計379人がOAPの展示ブースを訪れ、IMFの活動について学びました。

「とても面白くて驚きました。このツールにはどうやってアクセスできますか?」IMF DataMapper体験で、三ヵ国のGDP比較に挑戦した大学生から質問が飛びます。

通貨マッチングゲームも非常に勉強になったと、来場者から好評を博しました。「各国で使われている紙幣の肖像や柄に、それぞれ意味があって面白かったです」と、参加者の一人である大学生は述べました。

イベント期間中、OAPはIMFの基本情報が記載されたポストカード型団扇を365部配布しました。また、Japan-IMF Scholarship Program (JISPA)の奨学金生で、現在日本に留学中のアジア地域の若い行政官らも加わり、来場者と交流しました。OAPエコノミストも、現在の経済問題やIMFでのキャリア開発など、来場者からの様々な質問に対応しました。

更に、鷲見周久OAP所長がステージに登壇し、国際金融公社とアジア開発銀行の代表者と共に、SDGs達成に向けた国際金融機関の貢献や就職情報について紹介しました。

グローバルフェスタは外務省、JICA、JANICによる共同主催イベントで、今年が29年目。OAPは2006年以来参加しています。