Credit: AdobeStock

今週のチャート

最新の世界経済見通し、前途多難な道を示唆

世界経済の約3分の1に相当する国々が、今年か来年に実質GDPが2四半期連続で縮小する見込みだ。 今週のグラフは、全ての国・地域に関するIMFの最新のGDP予測を示す

IMFが先週公表した世界経済見通しによると、世界経済の成長率は今年の3.2%から来年は2.7%へ鈍化する。2022年の予測は7月の前回予測から改定されなかったが、来年の予測は0.2%ポイント下方改定された。

成長の鈍化は広範囲におよぶ。2023年の成長率予測は昨年の成長率である6%の半分以下だ。世界経済の約3分の1に相当する国々が、今年か来年に実質GDPが2四半期連続で縮小する見込みだ。

先行き不透明感は非常に高い。IMFは、世界経済の成長率が来年、4分の1の確率で2%を下回り、10ー15%の確率で1%を下回るとみている。

今週のグラフは、全ての国・地域に関するIMFの最新のGDP予測を示す。興味のある箇所をクリックして成長率予測をご覧ください。目盛りを動かして過去のデータや今後の予測も閲覧できます。