ジェリー・ライス
コミュニケーション局長
ジェリー・ライスは国際通貨基金(IMF)コミュニケーション局長。2011年12月に就任。現職就任以前は2006年から2011年まで、コミュニケーション局(以前の名称は「対外関係局」)の副局長を務めていた。
コミュニケーション局長として、メディアとの関与のほか、立法機関や国会、労働者代表、市民社会組織、学者といったIMFの主要ステークホルダーとの関係に係る戦略と、内部のコミュニケーションを司る。政策や融資の決定を含めたIMF業務のコミュニケーションについて、専務理事や上層部と密に連携している。
IMFで勤務を開始する以前は、世界銀行での25年にわたる輝かしいキャリアを有する。さまざまな役職を歴任してきた中で、コミュニケーション・ディレクター在任中は世界銀行の対外および内部のコミュニケーションの全側面を管理した。
1999年から2000年にかけては母国スコットランドに戻り、300年ぶりのスコットランド議会の設立と共に始まった権限移譲プロジェクトの国際経済的側面に貢献した。それに際して『Scotland's Global Opportunity』という著書を出版している。
グラスゴー大学で近代史の博士号を取得。ハーバード大学でケネディ奨学生。米国平和部隊に関する博士論文はその後、『The Bold Experiment』として出版された。ハーバード大学のマネジメント・ディベロップメント・プログラムの卒業生でもあり、グラスゴー大学客員教授を務めた経験も有する。
最終更新日:2020年8月26日